「猫の腎臓病がわかる本」の感想

読書記録

猫の死因トップ3に入る腎臓病。
「猫が30歳まで生きる日」を読んで、腎臓病に関する研究が進んでいることに希望が持てましたが、一体、猫の腎臓病はなぜなるのか。なぜ防げないのかが疑問に残りこの本を手に取りました。
愛猫が病気せずに寿命を全うしてくれるのが一番。読み損になってほしいと願うばかり。

猫の腎臓病がわかる本
宮川 優一 (著)

腎臓病が多い理由

「腎臓病がなぜ猫に多いいのか?」
予想はしてましたが、明確な原因はまだ誰も解明できていないそうです。
理由として大きく以下の2点。
①腎臓病特有の症状が出始めて初めて病院に連れていくと思うが、その段階で腎臓は大きく破壊されて原因が何なのか分からない。
②人の腎臓病の場合は、蛋白尿が腎臓病のサインの一つだが、猫の場合は蛋白尿が出ること自体が少ない。早期で分かる腎臓病のサインが少ない!!

腎臓病が怖い理由

なぜ腎臓病が怖いのか。
それは人間と同じで、腎臓の組織は一度壊れると元に戻すことはできず、慢性腎臓病になると感知するとができないからです。
猫の腎臓病をなるべく早期に見つけるためには、定期的な検査を受けること(血液検査、尿検査、血圧測定等々)
ただ、この定期的検査でも腎臓病を見つけるのは難しい。
超音波検査と合わせて行うことで、発見確率を上げられる。
ただ超音波検査高いんよな…

腎臓病を防ぐには

明確にこうしたら防げるというのはやはりないが、
下部尿路疾患、尿道炎や尿管炎などの尿の病気から腎臓病が進行する場合がある。
尿の病気を防ぐには、毎日の運動と水分補給をしスムーズな排尿環境を整えることが大事。

最後に

腎臓病のためというより、他の病気にならないためにも、定期健診と毎日の運動・水分補給はほんとに大事だなと改めて認識した。
私の猫に限らず、人間もそうだけど病院が苦手。
(ごま吉は病院の後日ストレスで下痢になる。)
病院に連れていくのは本当に心苦しいけど、未来の体のために定期的に連れて行かないといけないな。
一匹でも多くの猫が苦しまないように、研究が日々進むことを願うばかりです。

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